メタボリックと動脈硬化

メタボリックシンドロームと動脈硬化が合わさったとき、身体の中は危険な状態に陥っているところです。そもそもメタボリックは動脈硬化を促進させてしまう身体になっていますし、さらに症状が進めば、虚血(血液がスムーズに流れなくなってしまう状態)が起こり、それが心臓や脳に悪さをすると心筋梗塞や脳梗塞と言った重大な病気になってしまうかもしれません。
動脈硬化の恐ろしいところは、自覚症状がないところでどんどん進んでしまうこと、これがメタボリックシンドロームになっている身体だとさらに進行が早まってしまうだとおもいます。メタボリックと合わさると一層悪さをする動脈硬化を防ぐためには、血管年齢を若いまま保てるように、血液をサラサラにする努力をしなければなりません。
動脈硬化は家族歴に関係があるとおり、遺伝によるものもありますけれども、ほとんどの場合はメタボリック同様、生活習慣が大きく作用しましょう。動脈硬化を進行させるものに、喫煙・高血圧・糖尿病・高脂血症があり、これらはみな血管に過剰な負担を強いる危険因子ですから、メタボリック対策として血管年齢を下げる努力(危険因子の排除)をしなければなりません。動脈硬化は誰でも20歳位を境にして始まっていると言われていますから、メタボリック健診を受ける年齢になったら、動脈硬化についても調べてみるといいでしょう。